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ふえる ふえる ふえる

何処の誰が、なんの目的で造り出しているのかなど、そんな事は重要ではない。

いつだったか、そんな事を大仰に語っていた男がそう告げて以来、癌細胞のように増殖している。

僕らの、私達の、私の。

自己主張は禁じられている。それが法則。

我々のルールはただ一つ。

【アリス】

頬を赤く腫らせていつも泣いていた、大事な大事な小さい女の子。
彼女の存在を肯定することが、唯一無二の法則だ。

その愛らしい唇から、是が紡がれれば是、非が紡がれれば非なのだ。

我々はそう、それだけの存在なのだから、考えてはいけない。
彼女が望んだ。最初に望んだ。打ち込まれたプログラムのまま、我々は
言われるままに増殖する。

素材は無限にある。時間は限りなく、彼女が望み続けるだけ十分にある。

我々にとっての賢者の石こそ彼女の願いなのだから、願いが終えるまで止まらない。

殖える。

増殖する。

あなたが、望み続けるのなら。


「……っていうか、望んでないし!!人生最後の日にあんぱんなんて食べないもん!」


ああ、貴女の台詞は我々パン族にとって、右ストレートのアッパーに等しい。




この日をもって、我々は焼かれることはなかった。

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